2025年12月3週振り返り(漢唄)

おはようございます!週間ではナスダック総合が0.48%高と反発、S&P500は0.11%高と反発した一方、ダウ平均が323.16ドル安(-0.67%)と4週ぶりに反落しました。

今週は珍しく材料が多い週でした。まず指標、11月雇用統計と11月CPIが発表されています。非農業部門雇用者数は6.4万人と予想5.0万人を上回ったものも、前回10月が‐10.5万人と最悪の数値でした。加えて失業率も4.6%と予想4.5%上回り、雇用は確実に悪化している事が確認出来ました。またCPIはサプライズで、コアCPIは前年同月比2.6%と予想3.0%を大きく下回りました。

注目すべきはCPIでスタグフレーション懸念が払拭されたと言えるでしょう。ただしインフレ指標が逓減しているということは消費が低減していると同意、つまりリセッションを示唆しています。ポジティブな要因としては利下げが肯定されたという事ですが、そもそも景気後退期の利下げは株は売りです。弱気のポジションを否定する内容ではありません。

次に日銀政策決定会合とECB、BOEです。まず日銀政策決定会合は25bpsの利上げ、公定歩合を0.75%としました。ポイントは利上げしたのにもかかわらず、円安が加速したことです。ドル円は157円台、ユーロ円は184円台、ポンド円は210円台まで上昇しました。円の価値棄損は止まらず、円の不信任が続いています。ECBに関しては2.15%と政策金利の変更はなし、これで4会合連続で利下げは停止と判断できるでしょう。

そもそもユーロ圏はインフレが2%程度と安定しており、サプライズはありません。BOEは25bpsの利下げ、政策金利は3.75%となりました。英国はインフレ率が逓減しており予想通りの結果でした。ただギリギリの判断でもあり、継続的な利下げには懐疑的です。総じてインフレが収まっている欧州・英国、インフレが加速している日本と言う構図となっています。

ミクロではORCLの株価下落が象徴的です。ピークで350ドル程度あった株価は180ドル程度まで下落しています。一時期はデータセンターの受注拡大により評価された銘柄ですが、AIの生産性の疑問から、ORCLがミシガン州で進めている100億ドル規模のデータセンター建設プロジェクトについて、ブルー・アウルが出資を見送る事となったのも重しです。

AVGOも下落していますし、一時期のAI銘柄への過度な期待は剥落したと言って過言ではないでしょう。そもそも私はOpenAIのようなAI開発企業は、現在のシスコのような銘柄になると考えています。つまり必要不可欠なインフラ企業です。そういう企業は収益率は低く、堅いビジネスと言われています。つまりAIはインフラになる分、低価格で提供されると想定しているのです。

AIの可能性自体は否定しませんし、将来AIは人間にとって不可欠なものとなると思っています。ただし、それが儲かるか、は別の話です。ただ私はORCLのチャートを見て、漢唄を感じています。作れと言われたデータセンターを作ったら採算性を疑問視され、勝手に期待され、勝手に失望され、しかしORCLは淡々とデータセンターを作っているからです。漢そのものではないでしょうか。

今週もお疲れさまでした。今週は来週のクリスマス演奏会に向け、外出を控えています。家でのんびりしていますが、流石にちょっとヒマですね。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。


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