おはようございます!週間ではダウ平均が61.63ドル安(-0.12%)、ナスダック総合が0.60%安とそろって反落しました。
青天の霹靂でした、パウエルFRB議長がFRB本部改修工事を巡る議会証言を巡って大陪審への召喚状を11日に受け取ったとの報道が流れたのです。此れは云わば職務に対しての責任を刑事で問われる可能性を示唆しており、確実に次期以降のFRB議長へのプレッシャーになります。つまり次期FRB議長は政府に所謂お伺いを立てる事になり、それはFRBの独立性を侵食します。
もう少し簡潔に言うと、この件がこのまま進めば、FRBはトランプ大統領の言いなりになります。此れが何を示唆しているかと言うと、FRBはトランプ大統領の意図により、インフレを無視して株価・景気の為に金利を低くする傀儡に化すという事です。そもそも私は2018年から情報提供を始めるようになって一番最初に解説したのがFRBの仕組みです。
FRBの命題は二つあり、雇用の最大化とインフレの安定です。その為に政府から独立しており、政府の景気を上昇させたいと言うインセンティブから離れている機関だと説明しました。また、このFRBの独立性が脅かせられるとインフレが制御不能になるリスクを指摘していました。それが現実のものとなる可能性が高くなっています。私は信じられません。ただ其れが現実であれば、それに対処していかなければなりません。
ですから相場見通しを弱気から中立に引き上げました。要するにFF金利の説明不可能な引き下げにより景気が刺激され、株価、若しくは資産上昇のリスクを考慮したのです。ただ結末はまだ分かりません。この件に関して、JPMのダイモンCEOは勿論の事、各国の中央銀行総裁までがパウエル議長を擁護しています。つまり世論はパウエル議長の味方です。
これを強引にトランプ大統領が押し切るかどうかによって今後のFRBの利下げパスが決まると言って過言ではないでしょう。つまり今後の株価は極めて政治的な要因によって決まります。私は常に金融政策を読み、相場見通しを変更してきました。そして今回初めてそれが政治的要因に決まると言う、本意ではない選択肢を取っているのです。
もう少し具体的に言います、今後のポイントは2点です。まず1点目は次期FRB議長の指名がどうなるかです。次期FRB議長が誰になるにせよ、それはトランプ大統領の傀儡です。その傀儡が議会で承認されるかどうかがポイントとなってくるでしょう。と言うのも一部の共和党議員でさえ、今回の件に関して疑問を投じています。ですから議会で次期FRB議長が承認されるかどうかを注目しています。
次にFRB議長の任期が5月に終えるパウエル議長の今後の動向です。パウエル議長は議長としての任期は5月までですが、FRBメンバーとしては28年まで残っています。つまり理事としてこのままFRBに残るかどうかを注目しています。もし残った場合はFRBの独立性の盾として引き続き動く可能性が高いです。私はそれを期待していますが、どうなるかはまだ分かりません。この2点によってポジションを変えていくと想定しています。
今週もお疲れさまでした。今週は1月7日に飼い始めた猫との暮らしを満喫してました。ただ噛み癖があり、それを治すのに苦労しています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。
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