おはようございます!週間ではダウ平均が238.57ドル高(+0.50%)、S&P500は0.31%高、ナスダック総合が0.91%高とそろって2週続伸しました。
今週は第1週にも関わらず政府機関一部閉鎖の影響で雇用統計が発表されませんでした。ただ11月ADP雇用統計が-3.2万人と予想1.0万人前回4.7万人を下回り、12月FOMCの利下げ期待がほぼ確実視されるまで高まっています。基本的にマーケットは堅調ながらも小動き、バリエーションは高いものも株式市場は安定しているように思われます。
しかしながらマーケット全体には歪み、つまりディストーションが徐々に広がっています。まず為替市場、円安が進み、特にクロス円が上昇。ユーロ円は181円台、ポンド円は207円台まで値をつけました。それと同時に日本国債が下落、10年国債利回りは1.9%をつけました。これは何を意図しているかというと、間違いなくインフレです。
まず基本に立ち返って、長期金利とは、景況感と期待インフレの関数です。つまり期待インフレが上昇すると長期金利も上昇します。長期金利が上昇しているというのは今後日本のインフレ率が上昇していくという期待に寄るものなのです。日銀は勿論意識しており、12月の日銀政策決定会合での利上げを仄めかしています。ただし、景況感が良いとも言えず、微妙な判断を迫られているところです。
そもそも、今の公定歩合の0.5%が0.75%になったからといって、インフレ率3%を抑えられる可能性は低いです。その点で日本のインフレは構造的な問題となっています。そしてインフレとは通貨価値の毀損です。となればクロス円が上昇している事も説明できます。つまり、対外的に円の価値が下がれば、他通貨に対しても下落するのが道理なのです。
他のディストーションもあります。まずビットコインです。ビットコインの価値とはそもそも価値の移動の価値です。現金を移動する、預金を移動する、海外に送金する、にはコストがかかります。そのコストを最小限に抑えることのできる何かがビットコインの本来の価値なのです。となればビットコインの価格が下落しているということはリスク資産の価値が下がっているに他なりません。
最後にオラクルのCDSです。そもそもCDSとは債券に支払う保険料で、広義ではデフォルトする可能性を示唆しています。その保険料がリーマンショック後のに近くなってきました。それは何を意味しているかといえば、オラクルの破綻可能性が高まっているということだけではなく、AI投資の採算性を投資家が疑問視し始めているということに置き換えられます。
これらのディストーションがいずれ株式市場に波及する可能性は高いです。マーケットはリンクしているので。またAIバブルが既に弾けているという私の考えも変わっていません。ですから、ポジションは最小限にして、様子見を続けていくとの結論です。私の想像ではこれから辛抱の時間がかなりあると想定しています。こういう時はマーケットから少し離れるのも一手かもしれません。
今週もお疲れ様でした。今週もスナックへ行ったり日高屋に行ったり、のんびり過ごしています。クリスマス演奏会も迫ってきており、少しだけ気合が入っています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。
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