おはようございます!週間では、ダウ平均が503.06ドル高(+1.05%)と3週続伸した一方、S&P500が0.63%安、ナスダック総合が1.62%安と3週ぶりに反落しました。
今週は12月FOMCがあり、結果は予想通り25bpsの利下げを行いFF金利は3.50%となりました。同時にドットプロットも発表され来年は1回の利下げを見込んでいます。またパウエル議長は労働市場の冷え込みを示唆しました。マーケットは想定よりハト派と受け止め、株価は堅調、S&P500は翌日に史上最高値を更新しましています。個人的に思うのはマーケットは非常に楽観的だと感じる事です。
本来景気後退期の利下げは売り材料です。何故なら利下げしなければならないほど景気が悪いという事を示唆しているからです。更にインフレ率は2.8%です。そのインフレ率の高止まりを考慮すると、果たしてこれ以上利下げ出来るのかは疑問です。またバリエーションも膨らんでいます。S&P500のPERは23倍程度まで上昇しています。個人的には上値の余地は限られていると考えるのです。
その膨らんだバリエーションの査証がORCLとAVGOの決算です。いずれもAI関連銘柄ですが、決算後急落しています。決算自体は2銘柄とも悪くはない印象なんですが、期待が高すぎたという事でしょう。また指数で考えても、ダウは高値を更新しましたが、ナスダックはしていません。セクターローテーションといえば聞こえはいいですが、本命のAI銘柄には勢いがないのです。
と言う状況を一言で表せば、マーケットは下がるかは分かりませんが、上値余地は限られるという事でしょう。繰り返しますが、利下げを買いと判断するようなマーケットは甘い、つまり『西から昇ったお日様が、東へ沈む、これでいいのだ』のバカボンのパパのような状況だと判断しています。特にナスダックは先月も下落していますし、AI銘柄に勢いがない事は明白です。
更に日本の状況が悪化しています。先週言及した通り、長期金利は上昇し1.9%台に達しているにもかかわらず、円安となっているのです。此れは単純に円と言う通貨の価値の不信任と言えるでしょう。そもそもインフレ率は日米共に3%程度、欧州は2%程度です。それに対して日本の公定歩合は極端に低く0.5%です。そもそもインフレとは、貨幣価値の棄損です。
日本は米国とインフレ率は同等ではあるものも、米国には成長率があります。それに対して日本は低成長且つ、低金利です。インフレと円安は更に亢進していく可能性が高いです。此れはマーケットによる高市首相への不信任を示しているとも言い換えられます。高市首相は成長の為、金利を低く抑えたいと言及しており、それがマーケットをインフレの方向に想像させているのです。
但し、1%以上の公定歩合は住宅ローンやゾンビ企業を確実に苦しめます。つまり結局八方ふさがりなのは変わりませんし、悪化していると言って過言ではないでしょう。またインフレにより実質政府債務が減価していく、更に不動産価格の上昇を招く、と言う状況は変わらないと思います。得しているのは政府であり、つまり此方も『これでいいのだ』、という事でしょう。
今週もお疲れさまでした。今週は作曲を沢山していました。少人数のバンドを結成したので、その曲作りという事です。結構良い作品が出来たので、喜んでいます。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。
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