2025年12月4週振り返り(財政とAI)

おはようございます!週間ではダウ平均が596.27ドル高(+1.20%)と反発し、5週間で4週上昇。ナスダック総合は1.22%高と2週続伸しました。

今週はS&P500が史上最高値を更新し、6900ポイント台まで上昇しました。円ベースのMSCIコクサイも為替が追い風で史上最高値を更新しています。特にシクリカル・バリューが強く、銀行株の上昇は目を見張るものがあります。利下げが追い風となっているのでしょう。一方テック・マグニフィセント7は横ばいで、AI投資関連銘柄は勢いがありません。

210ドル台を付けたNVDAは180ドル台、260ドル台だったAMZNも230ドル台、TSLAが480ドル台と史上最高値を更新していますが例外と言っていいでしょう。テックからシクリカル・バリューへとローテーションが効いていると言えば聞こえがいいものも、AI銘柄が買えないので他に資金が流れているとも言えます。高値を更新しているとはいえ状況は良くないと考えています。

さて今回は今年最後の振り返りという事で、今年の重要トピックを振り返ります。2点あります。1点目は財政規律です。日本の状況が悪化しています。利上げにも関わらず円安に振れ、インフレが収まらないと言う事を市場が見ています。長期金利も2%台となり、政府の利払い負担が急上昇しています。すぐに財政破綻になる状況ではありませんが、財政政策の選択肢が減っている事は確かです。

但し、今後もし積極財政という選択肢を取るようになれば、日本の財政に不信任が起こります。英国のトラス政権が市場に撤退させられたように、高市政権も今後の政策によっては市場に裁かれる可能性が出てきています。複雑なのは国民民主党を始め、野党も積極財政・減税派であり、財政規律を求めるのが自民党の一部だけだという事です。来年もこのトピックは注目事項だと考えています。

次のトピックはAIです。個人的にはAIバブルは終焉したと考えていて、何故ならOpenAIはシスコに他ならないからです。ITバブル時代シスコのルーターは世界を変える存在だと思われていました。しかし、実際は世界を支えるインフラとなったのです。AIも不可逆的に進化し、人類に必要なものとなるでしょうが、シスコと同じインフラになる道を辿ると推測しています。

またITバブルと同じように循環取引が目立っています。NVDAがOpenAIに投資して、OpenAIがORCLに発注し、ORCLがNVDA製品を買うという流れは、将来OpenAIが高い利益を出すと言う前提の元で行われています。しかし前述の通りOpenAIはシスコです。つまり結局インフラ企業であって、高い利益成長率を継続的に生むような企業にはならないと考えます。このAIというトピックも来年も注目でしょう。

更に来年に関して付け加えるとすれば、米国の中間選挙です。トランプ政権の支持率は概ね40%台前半です。特に経済政策に関してはインフレの影響で40%程度となっています。このままいけば確実に中間選挙で共和党は負けます。そこでトランプ大統領が来年どう政策を変更していくかが注目です。ただしインフレが収まらない限り、やはり状況は変わらないと考えています。

今週もお疲れさまでした。今週はクリスマス演奏会がありました。初めての実態を伴うボランティア活動が出来て充実感があります。無事終わり、あとは年末を控えるだけです。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。


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