おはようございます!週間ではダウ平均が2.11%安、ナスダック総合が2.07%安、S&P500が1.89%安でした。
今週は3月18日に相場見通しを強気から弱気に変更しました。判断を保留としていたところでしたが、遂に決断をしました。その決定的な要因はイラン最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長が殺害されたという事実です。ハネメイ師に次ぐ高度な政治的判断が出来る人材の殺害です。それは停戦への交渉役がいなくなったと同意です。つまり戦争の長期化の可能性が高まりました。
それは原油価格上昇による長期的なインフレ懸念と定義されます。となれば株式のエクスポージャーを下げるしかありません。実際MSCIコクサイを60%から30%へとエクスポージャーを減らしました。実際今週のECBやBOEでは政策金利は据え置きでしたが、インフレ懸念を理由にフォワードは利上げ含みとなっています。欧州は今はインフレが安定していますが、一方米国はまだインフレターゲットを達成していません。
またFOMCも金利据え置きでしたが、パウエル議長は『エネルギー価格の上昇はインフレ率を押し上げる』『インフレ面での進展なければ、利下げはない』と発言し、更に利上げの議論もあった模様です。実際戦争が長期化するかは分かりませんが、そうなれば各国中央銀行も動かざるを得ないというところでしょう。S&P500も7000ポイントまであと一歩と言うところでしたが6600ポイントまで下落しています。
政治的な動きとしては、今回の戦争に関し欧州が米国にノーを突きつけたというのがとても印象的です。ドイツは今回の戦争を支援しないとし、英国もホルムズ海峡の護衛を拒否しました。これは感情的には当たり前ですが、NATOの枠組みを前提とすると難しい判断だと思います。あとは韓国からTAARDを中東に運ぶと言う動きも見られています。
THAADは韓国にとって北朝鮮対策の要でした。当時その配置には国内でもかなりの摩擦がありました。台湾に届くという理由から、中国の干渉もあり、韓国としてはリスクを取って配置したものです。それが米国の都合で移動させられるという、国防の根底を覆すことが起きています。何が言いたいかと言うとアジアの軍拡化と、地政学的不安定化です。
今回のTHAADの移動は、間違いなく韓国の国防意識を高めます。また日本も同様でしょう。実際米国だよりの国防のリスクを各国が感じています。そしてその要が台湾です。欧州ではウクライナが、中東ではイランが、そしてアジアでは台湾とならない事を祈ります。中国は虎視眈々と台湾を狙っていることは確かでしょう。それをなるべく引き延ばすのが西側の重要な課題です。
またロシアは漁夫の利を得ています。米国のウクライナ支援がイラン情勢により手薄になる事は勿論、原油価格上昇により財政も回復します。最後に、イランにとってその国の最高宗教指導者を戦争の初撃で殺害すると言う、流石にルール外の行為はイラン国民にとって象徴を殺害されたと言う意味で、今後の遺恨が残ります。その点でも私はこの戦争に怒りを覚えざるを得ません。
今週もお疲れさまでした。今週は歌の練習をしていました。まずは繰り返し聞くことが近道なのでずっと同じ曲を聞いています。意外と飽きないものです。今週もお疲れさまでした。来週もよろしくお願いします。
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